自宅駐車場のフロアが濡れていて、車を使用後駐車場に止めると軽油臭い匂いがするとの事で入庫しました。写真の赤丸内のパーツが噴射ポンプで、すでに洗浄・清掃後です。初回入庫時は噴射ポンプからの燃料漏れである事は分かったのですが、走行したり回転数を上げたりしたのですが、どこからどの程度の燃料が漏れているのかは確認が出来ず、、この日は一旦乗って帰ってもらいました。次の日お客様から電話があり現地(お客様の家)で燃料漏れ箇所確認。
赤矢印先、センサーを固定しているナットの角少し光っている部分が燃料です。センサーにパッキンかOリング付いているのでしょう、それが硬化または、破れているのだと思われます。センサーはクランクポジションセンサーとの事です。
パーツリストが届くまで、早速分解です。噴射ポンプのアッパカバーが外せるよう廻りのハーネスなどを邪魔にならないくらい避けて、アッパカバー角の4本のボルトを抜いた状態(写真:赤四角)です。
噴射ポンプアッパカバーを取り外し、クランクポジションセンサー(写真:赤丸)の赤矢印がOリングになりす。このパーツが燃料漏れの原因です。噴射ポンプや廻りのパーツに付いている汚れやごみを、噴射ポンプ内に入らないように細心の注意が必要です。分解する前に必ずしっかり洗浄・清掃を!!
ここにきて問題発生です!! 赤丸の3-1がOリングですが生産終了。そうなると赤三角の3のクランクポジションセンサーASSYで交換するしかないのですが、これも生産終了との事。残るは噴射ポンプASSY交換か、外したOリングと同サイズのパーツを探すかです。お客様の出費を思えば同等のOリングがあれば使ってみるのもいいのですが、若干のリスクは(漏れが止まらなかったとか、しばらくしたらまた漏れ出したなど)あります。お客様に現状を説明し、まずは同等のOリングがあればそちらで修理をするOKを頂き、Oリング探しです。
左が外したOリングで赤矢印先の少し右横の切れているのは、センサーから外すときに切れてしまいました。ゴムが硬化しておりパキパキの状態でした。そして右が同等のOリングです。旧品は、若干痩せているのできちんとしたサイズが分かりませんが、これで大丈夫だと思います。もちろん耐油性です。組み付け後の写真はありませんが、試運転後の燃料漏れはありませんでした。修理日は令和2年3月上旬でしたが、今現在漏れは無いようです。
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